abletonのLiveでMidiを使ったオートメーションをしてみましょう。
演劇の音響効果の仕事では、だいぶ定番になってきているLiveですが、Midiを使いこなすことで色々なことが出来るようになります。
ここでは、私が実践していることを少しご紹介しようと思います。
何がしたいのか
まず、何がしたいのかと言うことですが、一番最初にしたいと思ったことは「フェーダーの動きを記録したい」ということでした。
フェーダーの動きを記録するということでまず思いつくのは、midi信号を利用することです。
私が普段演劇の仕事で使っていたのはYamahaの01V96です。Yamahaの場合はフェーダー、各パラメーターにmidiのコントロールNoが振り当てられていて、それを自分の使い方に合わせてeditすることもできます。
フェーダーを動かすと、その割り当てられたコントロールNoの値がmidiメッセージとして出力されるので、それをLiveで記録することができます。
そしてそれを逆にLiveから出力して、01V96にもどしてあげれば、記録した通りの動きを再現してくれるわけです。
Liveの内部だけで完結できないか
次に考えたのは「Liveの内部だけで完結できないのか」ということでした。
01V96を使えばフェーダーの動きを記録してフェードイン、アウトを再現することができます。しかし、その為にミキサーを引っ張り出してセットしてとなると、とても手軽にとはいきませんね。
しかしLiveの画面をみればわかるように、Liveのセッションビューでは各トラックの下部にはフェーダー、パン、センドレベルなどが装備されていて、これはアナログのミキサーとほぼ同じ構成になっています。そしてそれらのコントロール類にはコントロールNoが設定できるので、Midiを使って操作することができるはず。
しかし、単純にコントロールチェンジ番号を振りあてただけでは、動いてくれません。少し工夫が必要です。
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