BCF2000 ファームウェア更新

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 かれこれ10年以上も前に発売されたコントロールサーフェス。ベリンガー社のBCF2000です。
 当時実売2万円代でモーターフェーダー付き。ProTools用のmotorMixが10万円以上したのに比べリーズナブルな値段でした。フェーダーの動きが少しぎこちないのと動作音が少し大きいのはご愛嬌と言えましょうか。
 数年前にベリンガー社はX-Touchシリーズを出して、BCは販売終了していますが、新しいX-Touchシリーズは機能の割り当てなどのために使うソフトウェアがwindows用しかないので、本体だけで割り当ての変更ができるBCシリーズは私の現場では未だ現役なのです。

BCF2000 取扱説明書

 ネットオークションなどで見かけると買うようにしているのですが、この製品はファームウェアが色々なのでなるべく揃えるようにしています。とくに、ver1.06以降のものがプロツールスで使えるBabyHuiモードが使えるのでver1.06以前のものは新しいバージョンに更新するようにします。

 ファームウェアはベリンガーのサイトにあります。検索窓にBCF2000と入れて検索すると出て来ます。

 ファームウェアの更新にはmidiシステムエクスクルーシブデータを送信できるソフトが必要です。windowsにはこの手のアプリはたくさんあるのでしょうが、ことmac用となると少なくなります。今回見つけたのは、SysEx Librarian。

mac用というだけでも嬉しいのに、比較的新しいOSにも対応しているようです。
システムエクスクルーシブを扱うことに特化しているので軽いアプリですね。

SysEx Librarianを起動して、メニューからファイルを選んだところ。
Destinationは「バス1」になっているが、これはAudioMidi設定でBCF2000のポート名を確認してそれを選ぶ。
BCF2000は特別なドライバーなしでmacに認識されるはず。

BCF2000の接続モードをUSBにしておく。
  editボタンを押しながらstoreボタンを押す→左上のロータリーエンコーダー1を回してu-1を選ぶ→exitボタンを押す
  
USBでBCF2000とmacをつなぐ。SysEx Librarianのプレイボタンをクリックする。

更新中の様子。データの送信が終わると、通常の表示に戻ります。一度電源を落として入れ直すと、新しいファームウェアのバージョンを一瞬表示します。

ファームウェアのアップデートのpdf v1.06

これが参考にしたベリンガーのPDF
 この書類の後半に各モードごとのボタン、エンコーダーの機能割り当てが載っているのでこれを見ればproToolsやLogicなどで使えるようになります。
 ロータリーエンコーダーのすぐ下のボタンを押しながら電源を入れると、モードが切り替わります。
 1番 BC オリジナルのBCF2000 コントロールチェンジとノートで動く
 2番 MC C Cubase* SX と Nuendo*にて Mackie® Control のマッピン グのエミュレーション・モード
 3番 LC Logic Audio*にて Logic* Control のマッピングのエミュレーシ ョン・モード
 4番 MC So Sonar*3 にて Mackie® Control のマッピングのエミュレー ション・モード
 5番 bhul 様々なミュージック・ソフトにてMackie® Baby HUITMのマッピングの エミュレーション・モード。(例:Digidesign®* Pro Tools*, Steinberg®* Cubase SX/Nuendo* – このモードはMackie® Controlのプロトコルに 比較すると使用が簡単です)

何よりすごいのはProgramが32もあることでしょう。色々用意しておくとデジタルミキサーの裏チャンネルを出しておいて触ったりすることなどが出来ます。便利ですよ。

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